2015/03/13 Texas Instruments社製MSP430マイコン用開発環境へ機能を追加

製品ニュース
Date: 2015年3月13日

IARシステムズ Texas Instruments社製
MSP430マイコン用開発環境へ機能を追加

バージョン6.30は統合された静的解析機能に加えてスタック使用量解析とパラレルビルドを追加しました。

2015年3月9日IAR システムズ株式会社(本社:スウェーデン・ウプサラ市、日本法人:東京都千代田区、代表取締役:上村清史、以下IAR)はTexas Instruments社製の超低消費マイコンMSP430™用IAR Embedded Workbench®の新バージョンを発表いたしました。静的解析アドオン機能C-STAT®に加え、バージョン6.30ではスタック使用量解析を追加、また、パラレルビルドを通じてビルドにかかる時間の短縮が可能です。

                                                                                  

スタック使用量解析を使うことによってアプリケーションで使用される可能性のある最大量などの詳細が把握できます。スタック領域を計算することは、最小規模の組込みシステム以外では非常に大変なことで知られています。多くの組込みシステムにおいては、最大スタック使用量が大変有用な情報となります。このスタック情報を使用することで、アプリケーションがどの程度のスタック領域を必要とするかの算出を格段に簡素化できます。MSP430用IAR Embedded Workbench上でスタック使用量解析を有効にすることで、リンカマップファイルに各コールグラフルートからの最大スタック使用量が記載されているStack Usageセクションが追加されます。スタック解析プロセスは、関数ポインタ経由の関数コールや、再帰関数などに対応するためにカスタマイズすることも可能です。また、オプション指定により、後処理のためにアウトプットをXMLフォーマットで生成することも可能です。

 

静的解析ツールを使用することで、ソースコードレベルにおいて潜在的なエラーやバグを発見することができ、コード品質を向上させるだけでなく、業界標準のコーディング規約やルールへの準拠を容易にします。C-STATは統合開発環境IAR Embedded Workbench上でシームレスに実行され、分析結果を直接表示させることができる静的解析アドオン機能です。また、MISRA C:2004・ MISRA C++:2008 ・ MISRA C:2012の他にもCWE (the Common Weakness Enumeration) や CERT C/C++といった基準に基づく100以上のルールに沿ったチェックを行います。

 

ビルドにかかる時間を短縮するために、コンパイラで複数のパラレルプロセスで実行することや、PC内のプロセッサコアをより有効に使うことができるようになりました。この機能は、コンパイラのビルドタイムの削減に大きく貢献することができます。

 

この最新バージョンでは、デバッガにも、Advanced Cycle Counterのアドバンスト・モードが追加されました。MSP430用IAR Embedded Workbenchのより詳しい情報はhttp://www.iar.com/jp/ew430をご覧ください。

 

MISRA Cについて

MISRA (The Motor Industry Software Reliability Association), は自動車製造業、自動車部品業やコンサルティング業との共同研究団体であり、自動車やその他の組込機器における安全性の高いシステムの開発手法のベストプラクティスを追求しています。MISRA C はMISRAによって開発されたソフトウェア設計標準規格です。より詳しい情報については下記URLをご参照ください。www.misra.org.uk

 

CERT C/C++ について

The CERT C/C++ はComputer Emergency Response Team (CERT)によって発表された安全なC/C++ プログラミングを行うためのセキュアコーディング基準です。より詳しい情報については下記URLをご参照ください。 www.cert.org

 

IARシステムズについて

IARシステムズは世界トップクラスの組込み開発ツールメーカであり、C/C++ コンパイラ・デバッガ統合開発環境 (IDE) 、開発キット、ICE、ステートマシン設計ツールなどを組込みシステム開発向けに、幅広く提供しています。IARシステムズの顧客は通信、FA、自動車業界等、多岐にわたっております。1983年に創業し、アメリカ、中国、韓国、日本、ドイツ、イギリス、フランス、スウェーデン、ブラジルに拠点を持ち、代理店ネットワークを介して世界中に展開しています。IARシステムズは、そのオーナー企業であるIAR Systems Groupを介してNASDAQ OMXストックホルムに上場しています。詳細情報につきましては、http://www.iar.com/jp/をご覧ください。

 

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