2020/06/04 IARシステムズがPacked-SIMD命令のためのRISC-V P extensionに対応したツールをリリース

本リリース文はIAR Systems ABから発表された英文の抄訳です。

IARシステムズがPacked-SIMD命令のためのRISC-V P extensionに対応したツールをリリース

革新的企業Andes Technology Corporationとの強固なパートナーシップによって実現

 

2020年6月4日 - 組込み開発向けのソフトウェアツールおよびサービスにおいて将来性の高いサプライヤであるIARシステムズ株式会社(本社:スウェーデン・ウプサラ市、日本法人:東京都千代田区、代表取締役 上村清史)は、統合開発環境IAR Embedded Workbench® for RISC-Vが、仕様策定中のRISC-V P extension命令をサポート開始したことを発表しました。RISC-V International(旧 RISC-V Foundation)のPremier FoundingメンバであるAndes Technologyが早期にこの拡張命令に対応し実装したことにより、開発者は新たなRISC-V core extensionベースのアプリケーション開発を開始する際に、市場をリードする開発ツールチェーンによるアドバンテージを得ることができます。

RISC-V Internationalは、設計の要件(例えば消費エネルギー、チップ面積、性能およびメモリサイズ要求)に合わせて実装または非実装を選択できるinteger(整数)ベースの命令を超える拡張命令の標準化プロセスの最中です。RISC-V P extensionはPacked-SIMD命令のための標準化された拡張命令として策定されています。この拡張命令はオーディオ、ボイスおよび画像のための効率的なメディアプロセシングをターゲットにしています。また、Packed-SIMD拡張命令の一般化として、Andes Technology CorporationによるRISC-V Internationalへの寄与にもなります。

 RISC-V P extension Task Group議長兼Andes Technology Corporation、Architecture DivisionトップのDr. Chuanhua Changは次のように述べています。「RISC-V P extensionによって、我々のCIFAR-10推論エンジンは約9倍に増幅されたパフォーマンスを達成しました。Packed-SIMD命令は、より高いエネルギー効率と最小限のコスト増加によって、更なる演算パワーをエッジプロセッサに提供します。それによって、エッジデバイスはボイスおよび低速のビデオプロセシングを扱うことが可能になります。我々はIARシステムズと協力関係になり、P extensionを始め、RISC-Vベースのアプリケーション性能を更に高めることができるようになったことを非常に喜ばしく思っています。我々の顧客が、プロジェクト要求性能を満たすだけでなく超えるような強力なソリューションを提供できるように両者で活動していきたいと考えます。」

IARシステムズ、Embedded Development ToolジェネラルマネージャのAnders Holmbergは次のように述べています。「Andes TechnologyはRISC-Vコミュニティの中で強力かつ活発な企業であり、両社の協業によってパフォーマンス向上のための多くの提案が可能です。P extensionのサポート開始によって、我々はより強力なRISC-V開発およびアプリケーションとハードウェア性能の最適化における新たな方法をもたらす可能性を拡大しました。」

RISC-Vは、Reduced Instruction Set Computing(RISC)原理で構築された無償かつオープンなInstruction Set Architecture(ISA)です。2019年に市場リリースされたIAR Embedded Workbench for RISC-Vは、その卓越した最適化テクノロジによって、開発者が求められる要求に合致しオンボードのメモリ使用量を最適化することを助けます。このことはまた、既存のプラットフォームに新たな機能を追加することによって価値を集約することを可能にします。また、コード品質を確保するためにこのツールチェーンには統合された静的コード解析ツール絵あるC-STAT®が含まれます。C-STATはMISRA C:2004, MISRA C++:2008 and MISRA C:2012標準規格に準拠したコード品質およびCommon Weakness Enumeration(CWE)とそのサブセットであるCERT C/C++によって定義されたコードに潜む欠陥、バグおよびセキュリティ脆弱性の検出を可能にします。

IAR Embedded Workbench for RISC-Vの最新バージョンはRV32およびRV32Eの32ビットRISC-Vコアおよび拡張命令をサポートしています。今後のリリースでは、64ビットのサポート、機能安全版およびセキュリティソリューションが含まれる予定です。IARシステムズは、包括的な高性能ツール製品だけでなく、世界中に展開されたオフィスからの卓越したテクニカルサポートも提供しています。詳しくはウェブサイトをご覧下さい。www.iar.com/jp/riscv

 

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Editor's Note: IAR Systems, IAR Embedded Workbench, Embedded Trust, C-Trust, IAR Connect, C-SPY, C-RUN, C-STAT, IAR Visual State, IAR KickStart Kit, I-jet, I-jet Trace, I-scope, IAR Academy, IAR, and the logotype of IAR Systems are trademarks or registered trademarks owned by IAR Systems AB. All other product names are trademarks of their respective owners.

 

IARシステムズについて

IAR システムズは、組込み開発者および世界中の企業が今日必要な製品を開発し明日のイノベーションを創出するための、実証されたソフトウェアツールとサービスを提供します。1983年の創業以来、IARシステムズのソリューションは100万例を超える組込みアプリケーション開発において、その品質、信頼性および効率性が実証されてきました。スウェーデンのウプサラに本社を置き、営業とサポートオフィスを世界中に展開しています。IAR Systems Group ABはNASDAQ OMXストックホルムMid Cap.に上場しています。詳細情報につきましてはwww.iar.com/jpをご覧ください。

 

本リリース内容についてのお問合せ

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古江勝利
Tel: 03-5298-4800
E-mail:Katsutoshi.Furue@iar.com

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