IAR システムズ株式会社(本社:スウェーデン・ウプサラ市、日本法人:東京都千代田区、代表取締役:上村清史、以下IAR)は、ARM® Cortex® -R4Fを搭載するルネサスエレクトロニクス社(以下ルネサス)の「RZ/T1」にいち早く対応したことを発表いたしました。
IARは、ルネサス社の8・16・32ビット·マイクロコントローラ·ファミリを広範囲にカバーする唯一のツールプロバイダです。 IAR とルネサス社との戦略的提携の結果、組込開発において世界トップクラスの採用実績を誇るC/C++用統合開発環境IAR Embedded Workbench® for ARMによる新しいファミリの早期対応が可能となりました。
ルネサスRZ/T1は、FA/制御/産業機器に焦点をあわせた産業向けソリューションのためのLSIです。
実行時間にブレの無い高速リアルタイム動作を可能とするため、544KBのCPU密結合メモリを搭載し、さらに産業イーサネットの各種プロトコルをハードウェアサポートする「R-INエンジン」を搭載することで、高速・高精度の処理をワンチップで実現しています。これにより、お客様のBOMコストの削減や生産性の工場が期待できます。
「私たちの新製品RZ/T1に、いち早くIARシステムズ社の高性能な開発環境が対応を頂けたことは、お客様がタイムリーに製品を開発・出荷するための大きな力になると考えています。」ルネサスエレクトロニクス株式会社産業第一事業部の事業部長傳田明氏は述べています。
「新しいRZ/T1は、工場に更なるリアルタイム性能をもたらすだけでなく、産業イーサネットによるネットワーク化も実現し、まさにIoT時代の代表的な産業向けソリューションといえるでしょう」 IARシステムズのCEO ステファン・スカリンは述べています。 「開発者はそのテクノロジーを引き出すためにIARのツールを活用することができます。さらに、IAR Embedded Workbenchは全てのARMコアをサポートしているだけでなく、全てのルネサスマイコンファミリもサポートしており、お客様が同じ開発ツールチェーンでルネサスマイコンの全ラインナップを自由に扱うことが可能です。」
IAR Embedded WorkbenchはIAR C/C++コンパイラ、アセンブラ、リンカ、ライブラリアン、テキストエディタ、プロジェクトマネージャ、C-SPY®デバッガを含む、使いやすい統合開発環境です。高度に最適化されたビルドツールに加えて、ツールチェーンは複合コード・データブレークポイント、実行時スタック解析、コールスタックのビジュアル化、コードカバレッジ解析、電力消費モニタの統合など、広範囲なデバッグ・解析の手法を提供します。ツールチェーンはARM RTX RTOS、Micrium、Express Logic、FreeRTOSといった業界をリードするRTOS・ミドルウェア製品と統合されています。IARシステムズはエミュレータ(ICE)も提供しており、シンプルでシームレス、そして自在な開発ワークフローを実現しています。
ルネサス RZ/T1は、ARM用 IAR Embedded Workbench の次期バージョンリリースからサポートしています。
ルネサス RZ/T1 についての詳細はこちらをご覧ください。www.iar.com/jp/et2014.
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