フラッシュメモリをアプリケーションで更新したがメモリウィンドウの表示が更新されない

テクニカル・ノート 181227J

アーキテクチャ:

All

コンポーネント:

debugger

更新日:

2019/01/23 4:30

はじめに

フラッシュメモリをアプリケーションコードで更新したのに、メモリウィンドウの表示が更新されないという場合の対応方法について説明します。

解説

フラッシュ領域は、ダウンロード以降データが変化しないという前提でデバッガ上Read Onlyという属性がデフォルトで設定されています。

C-SPYデバッガはパフォーマンスを向上させるために起動時にメモリの内容をキャッシュしています。Read Onlyという属性になっていた場合、一度デバッガにキャッシュされたメモリ内容はデバッグセッション中キープされ更新されません。

アプリケーションにてフラッシュ領域の更新を行う場合は、[I-jet/JTAGjet]メニューの「メモリ構成」で、キャッシュタイプをRAMとしてRead Writeに変更するか、[I-jet/JTAGjet]メニューの「デバッガのキャッシュの無効化」にチェックを入れることで、プログラム停止時に更新されたデータが読めるようになります。

まとめ

「メモリ構成」画面でメモリ領域のキャッシュタイプを適切に設定することで、デバッグ中のメモリウィンドウが正しく更新されるようになります。

 

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