SWO または ETM Trace の H/Wピン設定
テクニカル・ノート 190507
アーキテクチャ:
Arm
コンポーネント:
debugger
更新日:
2019/06/09 6:53
はじめに
一部のMCUでは、SWOまたはETMトレースに使用するH/Wピンを選択することができます。
解説
C-SPYデバッガは通常、以下フォルダ内のデバッガマクロファイル(* .dmac)を使用してトレースピンを自動的に設定します:
$TOOLKIT_DIR$\config\debugger
どのピンをSWOまたはETMトレース用に選択設定したかをC-SPYに認識させるために、通常、デバイス固有の.dmacファイルには、次のようなマクロパラメータがあります。
__param _SWO_route=0;
__param _TRACE_route=0;
.dmacの編集なしにこのパラメータを変更するには、以下のプロジェクトオプション設定を使用してください:
Project>Options>Debugger>Extra Options>Use command line options:
--macro_param _SWO_route=1
--macro_param _TRACE_route=1
--macro_param
についての詳細は、 「C-SPY デバッグガイド」 を参照してください。
以下のリストには、SWOまたはETMトレースピンを設定できるデバイス固有の.dmacファイルの例です:
Altera | CycloneVSoC*.dmac |
Ambiq Micro | apollo*.dmac |
Analog Devices | CM40z.dmac |
Cypress | CY*.dmac, S6*.dmac |
Infineon | XMC*.dmac |
Microchip | SAMD*.dmac, SAME*.dmac, SAMV*.dmac |
NXP | iMX*.dmac, K*.dmac, LPC5*.dmac, S32K*.dmac |
Renesas | EC*.dmac, RZ*.dmac |
Silicon Labs | Trace*.dmac |
ST | STM32M*.dmac, STM32W*.dmac |
Texas Instruments | CC26*.dmac |
Xilinx | Zynq7*.dmac |
デバイスがどの.dmacファイルを使用しているかを調べるには、[Debug Log]ウィンドウを参照してください。 Loaded macro fileで始まる行を探してください。または、以下のファイル中のDeviceMacros行を探してください:
$TOOLKIT_DIR$\config\devices\<vendor>\<device>.i79
まとめ
一部のMCUでは、SWOまたはETMトレースに使用するH / Wピンを選択できます。
つまり、トレースピンをH/W設定し、トレースピンのH/W設定と一致するようにC-SPYを設定します。
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