cspybat.exe を使用したコマンドラインデバッグ
テクニカル・ノート 26068
アーキテクチャ:
All
コンポーネント:
debugger
更新日:
2018/01/15 9:01
はじめに
IAR Embedded Workbench 内でのアプリケーションのダウンロード、デバッグが可能であるにも関わらず、cspybat.exeでのダウンロード・デバッグは失敗するケースがあります。
この問題の原因
IDEでの設定とcspy.batファイル内での設定に差異があります。
Solution
正しい cspy.bat ファイルを作成するには、以下手順に従ってください:
- <project directory>\settings フォルダ内の全ての *.bat file を削除してください。
- IDEを使用してアプリケーションをビルド・デバッグしてください。
- <project directory>\settingsフォルダに移動して<project>.cspy.bat ファイルが生成されていることを確認してください。
IAR Embedded Workbench のいくつかのバージョンは、編集の必要のあるcspy.batを生成します。ファイル内のコメントをチェックしてください。 また、 IAR Embedded Workbench のいくつかのバージョンは、<project>.driver.xcl と <project>.general.xclを生成します。これらのファイルはコマンドラインオプションを含んでいます。 - コマンドプロンプトで<project directory>\settings に移動し、以下を実行:
<project>.cspy.bat <path to output file>
IAR Embedded Workbench for ARM の "GettingStarted" プロジェクトの 構文は以下です:GettingStarted.cspy.bat "..\Flash Debug\Exe\GettingStarted.out"
ドキュメント
CSpybat については、IAR Embedded Workbench マニュアル に記載があります。バージョンによって、ドキュメントは以下の場所にあります:
- ヘルプ -> C-SPY デバックガイド、または、IDEプロジェクト管理およびビルドガイドの 'C-SPY コマンドラインユーティリティー cspybat' 章
- インストールフォルダ内のpdfファイル
- インストールフォルダ内のhtmlファイル
全ての製品名は、それぞれの所有者の商標または登録商標です