DebugWIRE
テクニカル・ノート 83572
アーキテクチャ:
AVR
コンポーネント:
debugger
更新日:
2018/08/25 14:18
はじめに
Atmel debugWIREを使用中に、以下のようなエラーが発生する場合がある。
Failed to enter SPI mode.Check that your squid cable is correctly attached.If the SPIEN fuse is not enabled, the part must be programmed using high-voltage.
または
No contact with device when using debugWIRE
The DWEN fuse must be enabled to use debugWIRE.Do you want to program this fuse from JTAGICE mkII ? (All SPI lines must be connected before you click YES)
Click NO to just retry making contact.(You might need to power thedevice off and on before clicking NO)
解決方法
debugWIREを使用する場合、以下の点を考慮する必要があります。
- IAR Embedded Workbench for AVRでヒューズハンドラを使用する前に、SPIENビットを有効にする必要があります。このビットは、Atmel AVR Studioで有効にできます。
- ヒューズを設定したら、ターゲットボードの電源をオフにし、再度電源をオンにしてください。電源をオフ/オンするまで、ヒューズはセットされません。
- ヒューズハンドラを使用すると、ユーザーが何も操作しなくても、ボードの電源がオフ/オンされます。ヒューズハンドラを有効にすると、DWENビットが一時的に無効になり、SPIインタフェースが有効になります。
- 中には、SPIインタフェースを有効にするには高電圧プログラミングを行う必要があると書かれているAtmelドキュメントもあります。この記述は、Atmel AVR Studioには適用されますが、IAR Embedded Workbench for AVRには当てはまりません。IAR Embedded Workbench for AVRの場合、DWENビットを無効にするだけで十分です。
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