IAR Embedded Workbench for AVRでデバッグできない(error 0x20000009)
テクニカル・ノート 27938
アーキテクチャ:
AVR
コンポーネント:
debugger
更新日:
2018/01/19 8:08
はじめに
このテクニカルノートは、IAR Embedded Workbench for AVR においてデバッグセッションの起動に失敗する場合について説明します。
メッセージ
IAR Embedded Workbench for AVR バージョン 5.xx 使用時に次のエラーが発生することがあります。
Failed to initialize USB driver: error 0x20000009 ("No valid license")
状況1 + 解決策
IAR Embedded Workbench for AVR バージョン 5.xx がインストールされるより前に古いバージョンの Atmel AVR Studio がインストールされていると上記エラーが発生することがあります。
IAR Embedded Workbench for AVR v 5.11A も AVR Studio もJungo WinDriverを使ってUSBドライバを生成します。古いAtmel AVR Studioによってインストールされたドライバのバージョンは、IAR Embedded Workbench for AVR バージョン 5.xxと互換性がありません。 この問題を解決するには、最新バージョンのAtmel AVR Studio(このテクニカルノートが書かれた時点ではv 4.14)をインストールしてください。
状況2 + 解決策
IAR Embedded Workbench for AVR 5.40 以降のバージョンをインストールすると、5.40より古いバージョンで上記のエラーが発生することがあります。
IAR Embedded Workbench for AVR 5.40 以降のバージョンをインストールすると、Jungoドライバの新しいバージョンがインストールされます。
これを解決するには、IAR Embedded Workbench for AVR 5.40以降のバージョンでプロジェクトを開き、C-SPYセッションを開始します。これで、新しい Jungo ドライバーがスタートします。IAR Embedded Workbench for AVR 5.40 以降のバージョンを閉じてください。
その後、IAR Embedded Workbench for AVRの5.40より古いバージョンでプロジェクトを開きます。Jungoドライバーは既に起動しているので、今度は動作するはずです。
PCを再起動した場合は、上記を繰り返してJungoドライバを起動する必要があることに注意してください。
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