RX MCUのコードプロテクションを設定する

テクニカル・ノート 180501J

アーキテクチャ:

RX

コンポーネント:

general

更新日:

2018/09/04 4:50

はじめに

このテクニカルノートではRX MCUにコードプロテクションを設定する方法について説明します。

 

解説

RXマイコンの種類によっては、ROMメモリの特定領域に特定データを書き込むことにより第三者からのメモリアクセスやデバッグ接続を制限する機能があります。

詳細はデバイスのハードウェアユーザマニュアルを参照ください。

 

<EWRX>\rx\doc\EWRX_DevelopmentGuide.ENU.pdf

のChanging ID code protection and option-setting memory 章に詳細記述があります。

 

具体的な手順の一例としては

<EWRX>\rx\src\lib\rx\defaults.s

をプロジェクトにコピーし、値の変更が指定可能です。

 

 上記defaults.sはPC上でReadOnly属性が付いている可能性がありますので、プロパティから変更してください。

 

コードプロテクション情報をフラッシュに書き込む際には

ダウンロードモードで、デバッグモードではなく、フラッシュ書き込みモードにする必要があります。

 

プロテクト設定後にデバッグモードで接続する際に

E1のドライバにコードの入力を求められますが、例えば下記のように32文字で入力をしてください。

450102030405060708090A0B0C0D0E0F

 

セキュリティ関連のオプション設定は、場合によっては二度とデバッガが接続できなくなり、そのボード自体チップを張り替えないと開発できないということも起こりえますので、設定の際はご自身の責任で十分に注意した上で行ってください。

 

まとめ

RX MCUにコードプロテクションを設定するには、defaults.sでコードプロテクトのための値を設定することができます。

追加情報として以下のルネサス社のアプリケーションノートhttp://documentation.renesas.com/doc/products/tool/apn/r20an0045jj0101_e1e20_trbl.pdf

もご参照ください。

 

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