アンチウィルスソフトウェアが IAR のファイルをウィルスと報告します

テクニカル・ノート 65347

アーキテクチャ:

All

コンポーネント:

general

更新日:

2018/08/13 8:40

はじめに

IAR Systemsは、悪意のあるソフトウェアの影響を全く受けない開発ソフトウェアを提供できるように、常に最大限の努力を払っています。私たちは、ウイルスやスパイウェア、ワーム、トロイの木馬などから当社の製品を保護すべく、常に取り組んでいます。当社のソフトウェアでは、これまで、コンピュータに害を及ぼすことを目的として設計されたコードは1度も見つかっていません。また、そのようなことが起こらないようにさまざまな手段を講じているため、そうしたことが起こる可能性は極めて低くなっています。こうした当社の継続的な取り組みにもかかわらず、アンチウイルスツールによって、当社の製品にウイルス等が含まれていると間違って報告されることがあります。しかし、IAR Systemsでは、それらの報告はすべて偽陽性であると認識しています。

背景 - 偽陽性

今日のアンチウイルスソフトウェアは複雑化しているため、正規のソフトウェアが偽陽性であると報告される場合があります。偽陽性(これは、誤検出または誤警報とも呼ばれます)は、アンチウイルスソフトウェアによって、感染していないファイル内に実際のウイルスに含まれる文字列と一致する文字列が検出されたときに発生します。これは、ウイルススキャン時にごく小さな断片(ウイルスに感染したファイルを表すパターン)しか検索されないために発生します。また、偽陽性は、アプリケーションソフトウェアがウイルスの活動と似たような活動を行う場合にも報告される場合があります。さらに、新しい技術、すなわち、まだ報告されていない悪意のあるソフトウェアがシステムにどのように影響を与えるかを予測するヒューリスティック検出手法は、学習による推測と理論に基づいているため、それらの手法によっても正規のソフトウェアが陽性であると間違って報告される場合があります。

そうした場合、アンチウイルスソフトウェアメーカだけでなく、IAR Systemsにもお知らせください

偽陽性がアンチウイルスソフトウェアメーカだけで処理可能で、当社の製品の問題ではないとお考えの場合でも、偽陽性に関する情報をぜひ当社までお寄せください。偽陽性が報告されないようにしかるべき対応を行います。ただし、私たちは、お客様とアンチウイルスソフトウェアメーカの間に割って入ることは致しません。Report False Positive to SymantecまたはDetect a File that is Believed to be Safeのリンクを参照してください。

アンチウイルスソフトウェアを更新する

偽陽性に悩まされている場合は、現在使用しているアンチウイルスソフトウェアとウイルス定義ファイルを最新版に更新してみてください。アンチウイルスソフトウェアに関する一時的な回避策を実施する場合には、ウイルスの検索対象や処理対象から一時的に除外することによって、偽陽性が報告されるソフトウェアが危険にさらされることがないように、アンチウイルスソフトウェアメーカに問い合わせの上、ウイルスの検索対象や処理対象から除外するための適切な指示を受けるようにしてください。

 

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