Embedded Workbench IDE のトラブルシューティング
テクニカル・ノート 200127
アーキテクチャ:
All
コンポーネント:
IDE
更新日:
2020/03/19 7:07
はじめに
このテクニカルノートでは、IDEが期待通りに応答しない場合のトラブルシューティングに関して一般的な提案を提供します。また、この提案が役立つであろう状況もリストします。
解説
不整合または破損したプロジェクトファイルは、以下の状況の原因となる場合があります。
- IAR Embedded Workbench が異常終了後(例えば停電等による)に起動しない
- 定義に移動 が機能しない
- ソースブラウズ 情報が有効とならない あるいは生成されない
- デバッグが期待通り機能しない
ユーザのプロジェクトの現状が上記に類似の場合は、以下の提案する手順に進んでください。
提案する手順:
- IAR Embedded Workbench のいずれのインスタンスもオープンしていないことを確認してください
- プロジェクトの重要かつ関連のある部分のバックアップを作成してください
- 新しい場所にコピーするかzipファイルを作成
- 状況によっては、すべてをコピーするのが最も便利かもしれません - 以下フォルダ内のすべてのファイルを削除してください:
- オブジェクトフォルダ 例えば $PROJ_DIR$\Debug\Obj
- settings フォルダ $PROJ_DIR$\settings および $WS_DIR$\settings
- temporary フォルダ %Temp% or C:\Users\<My User Name>\AppData\Local\Temp - PCを再起動してください
- IAR Embedded Workbench を再起動してください
ドキュメントより:
Help(ヘルプ) > IDE Project Management and Building Guide(IDE プロジェクト管理およびビルドガイド), ”ファイルタイプ” 章 (表の下) に以下の記載があります:
'...IDE を実行すると、いくつかのファイルが作成され、プロジェクトディレクトリの専用ディレクトリに格納されます。デフォルトでは$PROJ_DIR$\Debug、$PROJ_DIR$\Release、$PROJ_DIR$\settings に格納されます。これらのディレクトリやファイルはどれもIDE の実行には影響を与えないため、必要に応じて問題なくこれらのファイルを削除できます...'
まとめ
提案する手順は、プロジェクトファイルが不整合または破損している多くの状況で役立ちます。
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