Subversion version string を バイナリに含める
テクニカル・ノート 57192
アーキテクチャ:
All
コンポーネント:
IDE
更新日:
2018/08/13 8:07
はじめに
実行可能ファイルにバージョン文字列を埋め込みたいと考えています。Subversionを使用しています。
解説
考えられる解決方法
Subversionプログラムであるsvnversionを使用して、バージョン文字列を生成します。
- しかるべきスクリプトが呼び出されるように、ビルド前のアクションを設定します。
- バージョン文字列を含むCソースファイルを生成するスクリプトを作成します。
- 生成されたCソースを、プロジェクトにインクルードします。
- 生成されたCソースをバージョンアーカイブにインクルードしないでください。
- コード内でバージョン文字列を使用することもできます。この場合、サンプルコードと同じようにヘッダファイルを作成して使用することを推奨します。
- ビルド後のアクションを追加して、生成されたCソースを削除することもできます。
詳細は、Example (TN57192).zipをダウンロードしてください。
最初に、サンプルファイル内のスクリーンショットを確認してみるとよいでしょう。
コメント
以下の環境でテスト済みです。
- IAR Embedded Workbench for ARMバージョン6.50.3
- IAR Embedded Workbench for AVRバージョン6.20.2
- 64ビット版Microsoft Windows 7
- 空白を含むパス
- 他のドライブ文字を含むパス
- UNC共有ドライブを含むパス(例: \\server\share\path)
ツール(Tools) > オプション(Options) > メッセージ(Messages) > ビルドメッセージの表示(Show build messages) > すべて(All)を設定し、ビルドログにあるbatファイルからメッセージを取得します。
まとめ
このアドバイスに従えば、実行可能ファイルにSubversionバージョン文字列を追加できます。
全ての製品名は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。