Team Foundation Server (TFS) への接続
テクニカル・ノート 87817
アーキテクチャ:
All
コンポーネント:
IDE
更新日:
2020/05/22 10:24
はじめに
IAR Embedded Workbenchから、「MS SCCIプロバイダ」を使用してMicrosoft Team Foundation Server (TFS)に接続しようとすると、以下の現象が発生します。
- 数秒が経過
- "server busy"エラーが表示される
解説
解決方法 -- APIとしてSubversion (SVN)を使用する
TFSには、SCCだけでなく、Subversionブリッジ(例: SvnBridge)を使用しても通信できます。
非推奨の解決方法 - SCCを引き続き使用する
バージョン8以降のIAR Embedded Workbenchの共有コンポーネントは、SCCの統合に対応していません。
2017年6月現在、IAR Embedded Workbench for ARM、AVR、MSP430、STM8にこの新しいプラットフォームが導入されており、今後、さらに増える予定です。
Windowsのレジストリに、新しいキーを追加します。
- 64ビット版Windowsの場合、以下のキーを追加します:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Team Foundation Server MSSCCI Provider\Settings\IAR Embedded Workbench IDE\IarIdePm.exe
- 32ビット版Windowsの場合、以下のキーを追加します:
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Team Foundation Server MSSCCI Provider\Settings\IAR Embedded Workbench IDE\IarIdePm.exe
- このキーに対し、32ビット値の"issues"を追加します(二重引用符は記述しません) :
issues=dword:00000001
まとめ
Subversion(SVN)を使用してMicrosoft Team Foundation Server(TFS)に接続してください。
全ての製品名は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。