(LMS1)コマンドラインを使ったコンパイル

テクニカル・ノート 26271

アーキテクチャ:

All

コンポーネント:

lms

更新日:

2021/07/22 8:39

注: このテクニカルノートはライセンス管理システムのバージョン1(LMS1)を使用したIAR Embedded Workbenchのレガシーバージョン(2013年以前のバージョン)に適用されます。

はじめに

コマンドラインからコンパイルをしようとすると、コピー保護エラーが発生します。

IAR Embedded Workbench IDEでコンパイルする場合は、このようなエラーは発生しません。

解説

背景

パスに複雑な名前が含まれていると、コンパイルに失敗します。
IAR Embedded Workbench IDEを使用してビルドを実行する場合は、コンパイラがこの状況を適切に処理するため、エラーは発生しません。

方法

コマンドラインではシンプルなパスを使用してください。また、参照を行う際は常にシンプルなパスを使用してください。シンプルなパスとは、以下の条件を満たすものをいいます。

  • ディレクトリ名が8文字以内
  • ディレクトリ名にはA~Z、a~z、0~9のみが使われている
  • ディレクトリ名にはスペースなどの空白文字が使われていない

シンプルなパスの例としては以下のようなものがあります。

C:\IAR\M16C\exe\ICCM16c.exe

 まとめ

レガシーバージョンのコンパイラを使ってコマンドラインでビルドを実行した場合、パスに複雑な名前が含まれていると失敗することがあります。

 

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