(LMS1) レガシーライセンスサーバ1.42.0の使用
テクニカル・ノート 91786
アーキテクチャ:
All
コンポーネント:
lms
更新日:
2018/09/18 9:44
注: このテクニカルノートは、ライセンス管理システムのバージョン1(LMS1)を使用するIAR Embedded Workbenchのレガシーバージョン(2013年以前のバージョン)に適用されます。
はじめに
このテクニカルノートには、IAR License Server(LMS1)を
使ってローカルネットワーク上でライセンスを共有するためのアドバイスが記載されています。
解説
LMS1 (最も新しいリリース:2011/6/15)のレガシー技術では、現在には無い制限事項が生じるため、注意が必要です。
- 制限事項をよくお読みください(すぐ下を参照)。
- テスト済みの古いWindows OSを使った専用の物理的コンピュータを使用してください。
- (インターネットアクセス可能な) 別のコンピュータで、LMS1ライセンスサーバアプリケーション用のインストールメディアを読み出してください (後半部のリンク参照) 。
- インストールメディアを専用コンピュータにコピーしてインストールしてください。
制限事項
- サーバコンピュータは、静的TCP/IPアドレスを持っている必要があります。
- VPNでライセンスリクエストが受け付けられない(あるいは断続的にしか動かない)ことがあります。
- 別のローカルネットワークから(あるいはローカルネットワークへ)のライセンスリクエストが受け付けられないことがあります。
- 物理的コンピュータを使う必要があります。
- ライセンスサーバアプリケーションは、仮想コンピュータ上で動作することもあります。
- LMS1ライセンスサーバアプリケーションは、 仮想コンピュータ上で自分自身を検出してブロックしようとすることに注意してください。
- 1つのライセンス(MACまたはIPアドレスにロックされた)に対して物理的コンピュータが持てるネットワークカードは1枚のみです。
- テスト済みのWindows OSを使う必要があります。
- Microsoftは、これらのWindows OSをサポートしなくなりました。
- この制限から、企業のIT部門ではレガシーLMS1ライセンスサーバアプリケーションのインストールを認めない場合もあります。
- LMS1の動作をテスト済みのオペレーティングシステムは以下の通りです。
- Windows XP, 32-bit version
- Windows 2003 server, 32-bit version
- Windows Vista, 32-bit version
- Windows Vista, 64-bit version
- Windows 7, 32-bit version
- Windows 7, 64-bit version
- Windows 2008 server, 32-bit version
- Windows 2008 server, 64-bit version
- これらのWindows OSではマイクロソフト社によるサポートを受けられないため、以下を推奨します。
- LMS1サーバライセンスはローカルネットワーク内で使う
- ネットワークはインターネットからアクセスできないようにする。
- Microsoftは、これらのWindows OSをサポートしなくなりました。
ダウンロードおよびインストール
- リリースノートに記載されているインストール手順に従ってください。
まとめ
LMS1サーバライセンスシステムは、ローカルネットワーク内の物理コンピュータ上で動く古いWindowsシステム上で機能します。
LMS1は、以下においても動作する可能性はあります。
- 最近のWindowsシステム
- 異なるネットワーク間の通信
- 仮想コンピュータ
しかし、このような使い方はいずれもサポートされません。
全ての製品名は、それぞれの所有者の商標または登録商標です