ネットワークにおけるパケットロスがライセンスに影響

テクニカル・ノート 42725

アーキテクチャ:

All

コンポーネント:

lms

更新日:

2018/08/13 4:54

はじめに

古いバージョンでは、クライアントがサーバにアクセスできなかった場合、ステータスコード0x03のエラーが直ちに発生します。

それに対して、新しいバージョンでは、エラーが発生する前に何度かアクセスが試みられます(このおかげて、ネットワークでパケットロスが発生してもすぐにエラーになることはありません)。

典型的なエラー

Fatal error[LMS001]: Failed to obtain feature: "R32C.EW.COMPILER_STD" version: "1.00".
Failed to resolve the server host.Status code 0x3.[LicenseCheck:IP_ADDRESS, RMS:8.5.0.0021, Feature:R32C.EW.COMPILER, Version:1.00]
Fatal error detected, aborting.

解決方法(バージョンによって解決できるものとできないものがあります)

クライアントコンピュータで設定可能な環境変数IAR_LMS2_WAIT_FOR_LICENSEが用意されています。この環境変数を使用すると、リリースによってはエラーが発生する前に何度かアクセスを試行させることができます。
コマンドラインでは、この環境変数はIAR_LMS2_WAIT_FOR_LICENSE=YESのように設定します。以下に、Windowsのダイアログでこれがどのように見えるかを示します。

この環境変数を使用して問題を解決できるリリース(これ以降のリリースも含む)

430
R32C
8051
78K
ARM
RX
AVR
STM8
RL78
RH850
ARM-FS

V5.51.6                                                                                                        
V1.40.3
V8.20
V4.80
V6.50
V2.41
V6.20
V1.40
V1.30
V1.10
V6.50.4

古すぎるために常にエラーが発生するリリース:

8051
V850
RL78
RX
430
R32C

V8.11
V3.81
V1.20
V2.40
V5.51.1 to V5.51.5
V1.40.1 and V1.40.2                                           

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