ネットワークライセンスの使用制限
テクニカル・ノート 17747
アーキテクチャ:
All
コンポーネント:
lms
更新日:
2018/09/04 7:20
はじめに
ライセンスが有効になっているサーバへのアクセス権を持つユーザは、誰でもネットワークライセンスを使用できます。ただし、そのような状況が望ましくない場合があります。例えば、特定の部署がライセンス料を支払っており、他の部署にそのライセンスを使わせたくない場合、誰でもネットワークライセンスを使用できる状況は望ましくありません。
解決方法
特定の機能を使用できるユーザのグループを指定する予約ファイルを作成できます。このファイルは、手動で編集することも、グラフィカルツールのWlsGrMgrを使用して編集することもできます。この予約ファイルの場所は、SafeNetのLSRESERV環境変数で設定する必要があります。
準備
- Group Reserv.zipをダウンロードして解凍します。
- 「Setting Group Reservations.docx」を読み、概念を理解します。
- 以下の説明に従って、「WlsGrMgr.exe」を使用します。
方法
- WlsGrMgrを開き、正しいバージョン(例:1.00)の新しい機能(例:ARM.EW.COMPILER_STD)を追加しますCapacityフィールドでNo limitを選択します。
- 次のgroupダイアログで、編集したいグループを指定し、トークンの数(ライセンスを使用するユーザ数)を指定します。
- 次のmemberダイアログで、この機能の使用を許可するユーザまたはPCを追加します。
- 除外するメンバのグループを追加することもできますが、除外メンバのグループを追加しなくても、使用を許可するグループに含まれていないメンバは暗黙のうちに除外されます。
- このファイルをライセンスサーバに保存し、LSRESERV環境変数でこのファイルの場所を指定します。
- ライセンスサーバのサービス(Sentinel RMS License Manager)を再起動します。
例
# Created By Sentinel RMS Development Kit Group Manager ::: 8.5.2.0015 ::: 1.0
ARM.EW.COMPILER_STD,1.01:EWARM_Compiler_users:3:include_user1 $include_machine !exclude_user
この予約ファイルでは、include_user1というユーザとinclude_machineというPCに対し、IAR Embedded WorkbenchのARMコンパイラの使用が許可されています。また、exclude_userというユーザが明示的に除外されています。
注
本テクニカルノートは、バージョン1.xxの古いライセンス管理システムには適用されません。
全ての製品名は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。