(LMS1) License Serverバージョン1の接続管理
テクニカル・ノート 89837
アーキテクチャ:
All
コンポーネント:
lms
更新日:
2021/07/22 8:12
注: このテクニカルノートは、ライセンス管理システムのバージョン1(LMS1)を使用したIAR Embedded Workbenchのレガシーバージョン(2013年以前のバージョン)に適用されます。
はじめに
このテクニカルノートには、IAR Embedded Workbenchのライセンスがライセンスサーバ上にある状態で、レガシーバージョンをインストールする際のアドバイスが記載されています。
注: 現行のWindowsシステムとIAR Embedded Workbenchのレガシーバージョンを組み合わせると正常に動作しないことがあります。この問題は以下の対策をとることで発生リスクを低減できます。
解説
まず、IAR License Serverのネットワーク要件を満たしていることを確認してください。要件は「IAR Embedded Workbenchのインストールおよびライセンスガイド」に記載されています。
次に、以下を実行してください。LMS1サーバライセンスが機能する接続を得られる可能性が高くなります。
- IAR Embedded Workbenchのレガシーバージョンをインストールします。
- 下記に置かれているLMS1 License Manager (exe)にアクセスします。
C:\Program Files (x86)\Common Files\IAR Systems\License\Utilities - exe を右クリック、Propertiesを選択してウィンドウを開きます。
- PropertiesウィンドウからCompatibilityページを開きます。
- Compatibility modeグループからWindows 8以前のWindowsシステムを選択してください。
- SettingsグループからRun this program as an Administratorを選択後、OKボタンで変更を保存してください。
- ここでコンピュータを再起動します。
- LMS1 License Manager (exe)を起動後、永久キーを入力して、サーバコンピュータをフルネームまたはIPアドレスで参照してください。
まとめ
IAR Embedded Workbenchを現行のWindowsシステムにインストールする場合、上記の対策を行うことでLMS1サーバライセンスが正常に機能する可能性が最も高くなります。
全ての製品名は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。