ネットワークライセンスのピーク使用率

テクニカル・ノート 93689

アーキテクチャ:

All

コンポーネント:

lms

更新日:

2018/09/04 7:50

はじめに

本テクニカルノートは、ライセンス管理システムバージョン2(LMS2)を使用するIAR Systemの製品に適用されます。

対象バージョン

本テクニカルノートは、以下に示すバージョン(およびそれ以降)の製品に適用されます。

製品 version 製品 version 製品 version 製品 version
8051 8.11 V850 3.81 RL78 1.20 RX 2.40
430 5.51 R32C 1.40 78K 4.80 ARM 6.50
AVR 6.20 STM8 1.40 RH850 1.10 CR16C 3.20
M16C 3.60 AVR32 4.20 SH 2.30 visualSTATE  7.2
HCS12 4.10            

知りたい情報

ログファイルの情報から、ある期間のライセンスコンポーネントのピーク使用状況を見極めたい場合があります。ログファイルの情報は、ライセンスの使用効率の判断に役立ちます。本テクニカルノートでは、サーバ上にログファイルを作成する方法については詳しく説明しません。方法がよく分からない場合は、インストールディレクトリのcommon\doc\フォルダにあるライセンスガイドを参照してください。

解決方法

サーバからlogfile.txtを取得したら、Microsoft Excelでこのファイルを開いてください。このログファイルを初めて開くと、Excelでテキストインポートウィザードが起動します。このとき、区切り文字で区切られたファイルとしてログファイルをインポートしてください。こうすると、各列をスペースで区切ることができます。インポートウィザードの次の画面で、スペース(spaces)にチェックを入れてください。Excelでログファイルを開くと、A列に"2"または"#"が格納されているのが確認できます。"#"が含まれている行は、サーバが起動/シャットダウンされたことを表します。これらの行は削除してください。次に、J列をアルファベット順に並べ替えてください。そうすると、ファイルのデータがコンポーネントごとに並べ替えられて、目的のコンポーネントのグラフを作成できるようになります。最後に、このデータのグラフを作成します。グラフ化すべきデータは、M列に格納されています。これは、ライセンスがリリースまたは取得されたときにチェックアウトされたライセンスの総数を表すNumkeysフィールドです。このNumkeysを従属変数の軸(縦軸)として使用することをお勧めします。よくある使い方は、ある1日のM列の最大値を判定し、その最大値を週間グラフとして表示することです。このグラフは、ライセンスの使用状況が利用可能なライセンス数の上限に近づくのが何曜日かを把握するのに役立つでしょう。

Images from the Excel Import Wizard.pdfを参照してください。

全ての製品名は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

申し訳ございませんが、弊社サイトではInternet Explorerをサポートしていません。サイトをより快適にご利用いただくために、Chrome、Edge、Firefoxなどの最新ブラウザをお使いいただきますようお願いいたします。