フラッシュライター用のファイルを生成する
テクニカル・ノート 181202J
アーキテクチャ:
All
コンポーネント:
linker
更新日:
2018/12/18 4:30
はじめに
フラッシュ/ROMライタによるフラッシュ/ROMへのプログラムを実現するためには、イメージの実際のバイトをライタが対応するフォーマットに変換する必要があります。
このテクニカルノートでは、フラッシュ/ROMライタ用のファイルを生成する方法について説明します。
解説
プロジェクトオプション内「出力コンバータ」にて、「追加出力ファイルを生成」を有効化し、下記いずれかのフォーマットを選択します。
ファイルの出力先は、プロジェクトフォルダ内の"ビルド構成名"フォルダ内EXEフォルダの中です。
.srec : Motorola Sフォーマット
.hex : Intel拡張フォーマット
.bin : バイナリフォーマット
.sim : IAR簡易フォーマット
.txt : Texas Instruments TI–TXTフォーマット
Motorola-S フォーマットを出力する際、出力にレコードのサブセット(すなわちS0、S3、S7 レコード)のみが含まれるように制限するためには、プロジェクトオプションのコンバータではなく、IARユーティリティ ielftool を使用して –srec-s3onlyオプションを指定してください。
ielftool については、「C/C++ 開発ガイド」をご参照ください。
まとめ
プロジェクトオプションの出力コンバータで出力ファイルを生成する方法について説明しました。
全ての製品名は、それぞれの所有者の商標または登録商標です