ファイルを開くことができません
テクニカル・ノート 20773
アーキテクチャ:
8051
コンポーネント:
linker
更新日:
2018/08/08 5:15
はじめに
本テクニカルノートでは、テキサス・インスツルメンツのSimpliciTIを使用する際に発生する問題について説明します。
問題
特定の(古い)バージョンのIAR Embedded Workbench用に作成したSimpliciTIプロジェクトをビルドしようとすると、IAR Embedded Workbench for 8051において、以下のようなメッセージが表示されます。
Error[e12]: Unable to open file 'C:\Program Files\IAR Systems\Embedded Workbench 6.0\8051\config\< filename >.xcl'
考えられる解決方法
リンカで使用される正しいxclファイルの場所を調べ、プロジェクトオプションで正しい場所を指定してください。
『テキサス・インスツルメンツのFAQ』へのリンクを参照してください。この問題について説明されています。
説明と情報
この問題は、プロジェクトにおいて.xclファイルへのパスが使用されており、現在お使いのコンピュータではそのパスが使用されていない場合に発生します。チップデバイスのデフォルトファイルを上書きすると、この問題が発生することがあります。また、古いバージョンのIAR Embedded Workbench for 8051でプロジェクトを作成し、そのプロジェクトを新しいバージョンのIAR Embedded Workbench for 8051で開くと、この問題が発生することがあります。
インストールしたIAR XLINKリンカのマニュアル(xlink.ENU.pdf)を開き、.xclファイルに関する説明をお読みください。
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