IARシステムズ、リアルタイム制御および産業用ネットワーク向けルネサスMPU「RZ/T2 & RZ/N2シリーズ」 を完全サポート

IAR Embedded Workbenchなどの革新的ツールで、高性能モーター制御に必須のリアルタイム性・各種産業用ネットワーク対応・機能安全を要する次世代FAアプリケーションの開発を加速

2022年9月14日 - IARシステムズ(本社:スウェーデン・ウプサラ市、日本法人:東京都千代田区、代表取締役社長:原部和久、以下 IAR)はArm🄬 Cortex🄬-R52 に基づく最新のルネサスエレクトロニクス社(以下ルネサス)RZ/T2 および RZ/N2シリーズ を、IAR Embedded Workbench™ for Arm v.9.30で対応しました。これにより、IARシステムズはルネサスの産業用MCU/MPUの全ラインアップに対応した開発ツールを提供する唯一のツールチェーンベンダーとなります。

今日の産業用アプリケーションの要件は年々複雑化しており、その性能要件はより高くなっています。これを満たすためには、開発ワークフローの効率を損なうことなく、選択した MCU/MPU の機能を最大化する開発ツールが必要です。

IAR Embedded Workbench for Arm は、強力な最適化を提供することでルネサス社の高速かつ高精度なモータ制御と最新の産業ネットワーク通信を1チップで実現する産業用ソリューションを最大限に活用し、高性能サーボ モータなどのリアルタイムアプリケーションの開発に貢献します。マルチコアデバッグを含む包括的なデバッグ機能により、RZ/T2シリーズの最初の製品であるRZ/T2Mのデュアル Arm Cortex-R52 向けアプリケーションソフトウェアを迅速に開発できます。

さらに、IARは、IEC 61508に従ってTÜV SÜDによって認定された機能安全エディションを提供します。ルネサス社は同エディションを使用して、自己故障診断を行う「認証済みセルフテストソフトウェア」、マイコン二重化構成に必須の相互診断を含む「SIL3システムソフトウェアキット」などの機能安全ソリューションについて、今年後半にRZ/T2M対応版、2023年に、今年8月に製品発表したRZ/N2L対応版のリリースを予定しています。 この他、IARが提供する統合された静的コード解析ツールはMISRA-C や CERT などのコーディング規格に準拠し、IEC61508 をはじめとするセキュリティ規格の観点から、現代のFS開発に不可欠なものです。

RZ/T2M および RZ/N2L は、産業用ネットワークの需要の増加に伴い、EtherCAT スレーブ コントローラと、 TSN対応の3 ポート ギガビット・イーサネット・スイッチを備えています。IAR は、ルネサス社 MCU/MPU の全ラインナップに開発ツールを提供する唯一のツール ベンダーであり、最新のリリースにより、長期にわたるパートナーシップが強化されます。

ルネサス インダストリアルオートメーション事業部 事業部長 白壁 仁氏は、次のように述べています。「RZ/T2M および RZ/N2Lのお客様は、高性能な統合開発環境であるIAR Embedded Workbench for Armを利用することにより、RZ/T2M および RZ/N2Lの、高速かつ高精度なモータのリアルタイム制御と、最新の産業ネットワーク通信を実現できます。また機能安全向けには、今後リリース予定の「認証済みセルフテストソフトウェア」および「SIL3システムソフトウェアキット」をIAR Embedded Workbenchを使用して開発しており、同ツールの機能安全認証済みエディションと合わせて利用することで、お客様は開発工数の大幅な削減が可能です」

IARシステムズでCTOを務めるAnders Holmbergは、次のように述べています。「スマート なモーター制御と高速なネットワーク処理は、製造業の未来を創造するために不可欠な2つの構成要素です。IAR Embedded Workbench for Armは、産業用制御分野における主要なソフトウェア開発環境であり、関連するすべての安全規格で使用することが認定されています。ルネサスとの長く深い協力関係により、産業用制御機器市場において真に革新的なソリューションを実現しています。RZ/T2およびRZ/N2シリーズのデバイスをサポートすることは、私たちの相互のビジネスにおける大切なステップとなります」

IARシステムズが提供するArmベース・アプリケーション向けソリューションに関する詳細は、www.iar.com/arm、IARシステムズの機能安全開発向け事前認定ソリューションに関する詳細は、www.iar.com/fs をご参照ください。

IAR Systems, IAR Embedded Workbench, Embedded Trust, C-Trust, C-SPY, C-RUN, C-STAT, IAR Visual State, I-jet, I-jet Trace, IAR Academy, ならびにIAR Systems ロゴはIAR Systems ABの商標もしくは登録商標です。その他の製品名に関する商標は、それぞれの所有者にその権利が帰属します。

 

 

IARについて

IARは、組込み開発者および世界中の企業が今日必要な製品を開発し明日のイノベーションを創出するための、実証されたソフトウェアツールとサービスを提供します。1983年の創業以来、IARのソリューションは100万例を超える組込みアプリケーション開発において、その品質、信頼性および効率性が実証されてきました。スウェーデンのウプサラに本社を置き、営業とサポートオフィスを世界中に展開しています。IAR Systems Group ABはNASDAQ OMXストックホルムMid Cap.に上場しています。詳細情報につきましてはwww.iar.com/jpをご覧ください。

 

 

本リリース内容についてのお問合せ

IARシステムズ株式会社
マーケティング部
大山 将城
Tel: 03-5298-4800
E-mail:marketing.jp@iar.com

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