IAR Embedded Workbenchではデータへのアクセスを監視してブレークをかけることが可能です。本テクニカルノートではその方法について説明いたします。
アドレスを指定して、サイズ、およびアクセスタイプ(Readのみ、Writeのみ、Read/Write)を指定することで、指定したアドレスに対して、指定したアクセスがあった場合に実行にブレークがかかります。
データブレークポイントは下記の通り設定できます。
サイズについては、監視したいサイズを指定してください。
3バイトなどのサイズにしたい場合には、ブレークするアドレスがトリガ範囲の「要求」範囲になっているかを確認し、“拡張して要求された範囲をカバー”にチェックを入れて、「有効」範囲が「要求」範囲より大きくなっていることを確認ください。
ただ、3バイトの場合の4バイト目へのアクセスでもブレークがかかる点はご了承ください。
データブレークポイントは[メモリ]ウィンドウ内から直接設定することも可能です。
[メモリ]ウィンドウ内で、ブレークをかけたいアドレスで右クリックし、出てきたコンテキストから「データブレークポイントの設定」を選択してください。範囲にブレークポイントを設定するには、メモリの該当領域を選択して行ってください。[ブレークポイント]ウィンドウにて、追加されたデータブレークポイントを選択して右クリックし、「編集…」を選択するとブレークポイントの編集が可能です。
データブレークポイントの設定を行うことで、指定したアドレスへのアクセスがあった場合にブレークをかけることが可能です。
全ての製品名は、それぞれの所有者の商標または登録商標です
© IAR Systems 1995-2020 - All rights reserved.