IAR Embedded Workbench for Arm 機能安全版

IAR Embedded Workbench for Armの機能安全認証版は、各種工業用規格によって安全関連アプリケーションの開発に適用できるツールとして認証を取得しています。

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TÜV SÜDによる認証

TÜV SÜDによって認証されたビルドチェーンで、IEC 61508、ISO 26262、IEC 62304、EN 50128/ EN 50657、IEC 60730、ISO 13849、IEC 62061、IEC 61511、ISO 25119によって検証済みです。

 

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検証の簡略化

TÜV SÜDによる機能安全証明書と安全性レポートにより、検証を簡略化できます。また、付属の安全ガイドには、アプリケーションの認証に実際に役立つヒントが記載されており、機能安全のコンテキストにおけるツールチェーンの詳しい使用法をはじめ、ライブラリやC/C++プログラミング言語の推奨事項が記載されています。

 

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製品ライフサイクル全体をサポート

特別な保守(Functional Safety Support and Update Agreement)により、販売済みバージョンに対しても、契約の続く限りサポートが確保されます。

 

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統合化されたコード解析

静的コード解析用ツールC-STATとランタイム解析用C-RUNが認証済みビルドツールに統合化されていることで、各種規格への準拠を確実に行えます。

 

機能安全認証

IAR Embedded Workbench for Armの機能安全認証版は、IAR Embedded Workbench for Armの特別バージョンで、各種機能安全規格の要件に基づき、TÜV SÜDによる認証を取得しています。この認証は、IARシステムズの全開発プロセスと提供するソフトウェアの品質証明となるものです。

以下の規格に対応しています

IEC 61508

  • IEC 61508は、機能安全に関わる国際的包括規格です。この規格および派生規格は、信頼性と安全性に関する要件を有する各種産業、たとえば、プロセス産業、石油・ガス産業、原子力発電所、機械、鉄道管理システムなどで使用されます。

ISO 26262

  • ISO 26262は自動車の安全関連システムに適用されます。

EN 50128およびEN 50657

  • EN 50128およびEN 50657は、鉄道アプリケーションの安全関連ソフトウェア向けヨーロッパ規格です。IEC 61508の派生規格です。

IEC 62304

  • 国際規格IEC 62304は、医療ソフトウェアおよび医療用機器に実装されるソフトウェアの開発においてライフサイクル要件を規定する規格です。

ISO 25119

  • IEC 61508の分野別運用規格で、農林業用のトラクタや機械に関する安全要件です。ISO 25119-3は「開発中に起こりうる、トランスレータエラーに起因するいかなる問題も回避するために、使用実績で証明されたツールとトランスレータを適用すること」と規定しています。

IEC 62061

  • IEC 61508から派生した分野別(安全に関連する機械の電気的制御システム)規格で、機械のアプリケーション向けに安全関連の電気的制御システムを設計、統合、検証する際の要件を規定しています。

EN ISO 13849-1

  • 機械関連の安全規格(IEC 62061と同様)で、電気部品、電気機械部品、機械(油圧)部品が主な対象です。ソフトウェアの設計を含む、制御システムの安全関連部品(SRP/CS)を設計および統合するための安全要件を規定しています。

IEC 61511-1

  • IEC 61508から派生した分野別(プロセス産業)規格です。この規格は、FPL (固定プログラム言語)またはLVL (制約可変言語)を使って開発されたアプリケーションソフトウェアのみに適用されます。

IEC 60730-1

  • この規格は、家電などの機器の内部、外部、またはそれらの製品に関連して使用される電気的自動制御に適用されます。ソフトウェアに関する要件は、IEC 61508-3から抜粋されたものが本規格に合わせて変更されています。

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