IARとEdge Impulse、世界中の顧客にAIとMLの統合機能を提供

2023年9月27日スウェーデン、ウプサラ / 米国、サンノゼ – 組込み開発向けソフトウェアおよびサービスの世界的リーダーであるIARシステムズ株式会社（本社：スウェーデン、ウプサラ市、日本法人：東京都千代田区、代表取締役社長　原部和久）は本日、最先端のAIプラットフォームプロバイダーであるEdge Impulseとのパートナーシップを発表しました。このパートナーシップは、Edge ImpulseのプラットフォームとIAR Embedded Workbenchの統合によって構築され、ワークフローレベルで2つの製品を完全に統合します。

たとえば、予測機能を備えたアプリケーションを構築するエンジニアは、Edge Impulseのテクノロジーを活用して、予測MLモデルを生成および評価できます。これらのモデルは、リアルタイムデータまたは以前に収集されたデータから導き出し、モデルの有効性と効率をテストすることができます。

さらに、最適化されたC/C++コードをワークフローの任意の時点で生成し、組込みアプリケーションに簡単に統合することができます。Edge ImpulseのプラットフォームとIAR Embedded Workbenchのシームレスな統合を活用することで、エンジニアは市場投入までの時間を短縮し、MLワークロードのコードパフォーマンスを最適化します。

「Edge Impulseとのパートナーシップは、MLとAIを顧客システムのエンドポイントに届けるものであり、IARが組込み開発企業に選ばれるソリューション・プロバイダーとなり、IARとパートナーの双方が顧客体験に革新と付加価値をもたらすプラットフォームを提供するという、IARの変革のもう一つの証しです」とIARのCEOであるRichard Lindは述べています。

Edge ImpulseでCo-Founder/CEOを務めるZach Shelby氏は、次のように述べています。「IARとのパートナーシップにより、組込みエンジニアが最新のエンタープライズグレードのワークフローを使用してエッジにAIを迅速かつ簡単に展開できるよう支援できることを嬉しく思います。Edge ImpulseをIARとArmのツールとともに使用することで、8,700を超えるArmターゲットで世界最高のMLモデル効率を実現できます」

新しいパートナーシップの一環として、現在IAR Embedded Workbenchを使用している世界中の数万人の開発者に、2023年第4四半期中にプレミアム・アドオンとしてEdge Impulseのソリューションを提供し、IARの現在のArm顧客へのソリューション導入を開始します。

「開発者はソフトウェアの複雑化に直面しており、最適化されたMLモデルのための新しい開発フローが必要になります」と、ArmのIoT Line of Businessシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるPaul Williamsonは述べています。「IARとEdge Impulseのパートナーシップは、イノベーションを加速し、産業オートメーション、スマートシティ、ヘルスケア、医療を含む分野にわたるArm上の次世代IoTアプリケーションに必要なML機能を提供します」

Edge Impulseについて

Edge Impulseは最新の機械学習ツールを提供し、すべての企業がよりスマートなエッジ製品を構築することを可能にしています。彼らのテクノロジーにより、開発者はより多くのAI製品をより迅速に市場に投入でき、エンタープライズチームは数年ではなく数週間で業界固有のソリューションを迅速に開発することができます。

Edge Impulseは、強力な自動化とローコード機能を提供し、貴重なデータセットの構築とエッジデバイス向けの高度なAIの開発を容易にしています。Oura、Know Labs、NOWATCHなどのヘルスウェアラブルデバイスのメーカー、NASAなどの産業組織、トップシリコンベンダー、80,000を超える開発者によって使用されているEdge Impulseは、企業と開発者の両方にとって信頼できるプラットフォームになっています。シームレスな統合エクスペリエンスを提供し、最大のハードウェアエコシステムで安心して最適化と導入を行うことができます。詳細については、https://edgeimpulse.com/　をご覧ください。