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ケーススタディ:TOPPERS ASPカーネルの移植法
---オープンソースコンパイラからプロプリエタリーコンパイラへ---
組込みシステム開発では、オープンソースのコンパイラ(GCCやCLANG/LLVM)で開発されたC/C++のプログラムを用いることがよくあります。しかし、組込み機器開発ではオープンソースのコンパイラではなく、プロプリエタリーコンパイラを使う必要があるケースが多々あります。
オープンソースのコンパイラ/リンカの設定などをIAR Embedded Workbench for Arm(以後EWARM)向けに変更する作業は、慣れていれば容易な作業ですが、初めて行う場合や不慣れな場合、自分でドキュメントを読み取く必要があるなど、かなりの労力を要し、躓くことも多いでしょう。さらにソースコードの変更も必要になるケースがほとんどです。また、ハードウェアの置き換えに伴う移植の際は、より多くのソースコードの書き換えが必要になり、難易度はさらに高まります。
そこで本ウェビナーでは、難易度を下げる手段のひとつとして、ケーススタディとして「オープンソースコンパイラからプロプリエタリーコンパイラ(EWARM)への移植」を紹介し、あわせてEWARMを使うことで発生したメリットもご説明します。
ケーススタディの題材として、TOPPERSプロジェクトのASPカーネル・プロジェクトを使用します。GCCで実装されたコードをEWARMに正しく移植した方法を、Cortex-M0+向けのパッケージを例に解説していきます。
使用するASPは下記の通りです。
・TOPPERS/ASPカーネル ターゲット非依存部パッケージ ASP 1.9.3
・ARM Cortex-M0アーキテクチャ・GCC依存部パッケージasp_arch_arm_m0_gcc-1.9.8
こんな方におすすめ
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GCCを使ってコード生成をしたが、コンパイラまでを行うのに難易度を感じている方
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過去にGCCを使って組込み開発をしていたが、ハードウェアの置き換えに伴い、ソフトウェアの移植が必要な方
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EWARMへのコード移植を具体的に知りたい方
ウェビナーのポイント
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EWARMを使って移植を効率的に行う方法がわかる
- コードの移植について具体的に学ぶことができる
詳細 | |
日時 | 2025年5月21日 10:00~11:00 |
参加費 | 無料 |
定員 | 先着100名 |
会場 | オンラインライブ配信(GoToWebinar) |