オンデマンド | Cortex-M入門講座
割込みをマスターしよう
割り込みプログラムに苦手意識を持つ方は少なくありません。割り込みの仕組みを理解していないと、不具合解析時に非効率なデバッグを強いられることがあります。さらに、割り込みの仕組みはCPUによって異なるため、それが理解を妨げ、苦手意識を助長する傾向にあります。
今回は、Cortex-Mに特化して割り込みの仕組みを解説します。例えば、Cortex-Mはリセット直後から割り込みが可能な状態です。また、浮動小数点演算器を使用する際にはLazy Stackingという機能が動作します。これは、割り込み発生時に浮動小数点レジスタをすぐに退避せず、割り込みハンドラ内で実際に浮動小数点命令を実行しようとしたときに初めて退避する機能です。Lazy Stackingを知らないと、「割り込み発生時にスタックへ退避されていない」と誤解してしまうかもしれません。
こうした知識は、プログラム作成だけでなく、不具合解析を効率的に進める上で非常に役立ちます。IARのエキスパートによるウェビナーでCortex-Mの割り込みを深く理解し、ぜひ皆さんの業務に役立ててください。
こんな方におすすめ
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これからCortex-Mを使い始める方
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すでにCortex-Mを使用しているが、割り込みに関する知識が不足していると感じる方
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割り込みを使用するプログラムでトラブルを抱えている