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IAR プラットフォーム、ルネサス MCUアーキテクチャ向けの組込みソフトウェア開発ワークフローをアップグレード

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2025624 スウェーデン、ウプサラ 組込みシステム向けソフトウェアソリューションのグローバルリーダーであるIARは、開発ツールチェーンの新バージョンをリリースしました。IAR RX バージョン 5.20 および RL78 バージョン 5.20 用の IAR ツールチェーンは、IAR の業界トップクラスの組込み開発プラットフォームにおける、これらの戦略的アーキテクチャのサポートを拡張します。このアップデートにより、産業、車載、および民生用アプリケーション向けにルネサスベースのマイクロコントローラ(MCU)を使用する開発者に、CI/CD 統合、クロスプラットフォーム互換性などの新の開発機能が提供されます。 

IAR 1980 年代からルネサスエレクトロニクスと提携しています。長年のルネサスアライアンスパートナーとして、IAR 4,000 以上のルネサスデバイスをサポートし、組込み開発者が RARXRL78RZRH850RISC-V 製品ファミリーで効率的、安全、かつコンプライアンスに準拠したアプリケーションを構築できるよう支援しています。この長期的な協力関係により、幅広いアプリケーションにおけるイノベーションとツールチェーンの信頼性が引き続き推進されています。 

今回の新リリースにより、RX および RL78 ツールチェーンは IAR プラットフォームと完全に整合し、CI/CD パイプラインや最新の DevOps ワークフローへの統合がさらにスムーズになります。開発者は、クラウド対応のライセンスモデル、容量ベースのビルド、GitHubGitLabJenkinsKubernetes などの主要な DevOps および CI/CD ソリューションとの互換性のメリットを享受できます。 

IAR の最高製品責任者であるトーマス・アンデションは、次のように述べています。「ルネサスの RX および RL78 デバイスは、電力効率に優れ、安全性が重要なシステムを構築するお客様にとって、依然として不可欠な製品です。今回のツールチェーンの最新アップデートにより、お客様は IAR に期待するパフォーマンス、コンプライアンス、ツールの信頼性を維持しながら、開発プロセスの近代化を進めることができます。」 

IAR プラットフォームは、WindowsUbuntuRed Hat でのクロスプラットフォーム開発もサポートしており、Docker コンテナ、仮想マシン、セルフホスト型ランナーと完全な互換性があります。この柔軟性により、分散開発チームはより効率的に規模を拡大し、インフラストラクチャのオーバーヘッドを削減し、コラボレーションを効率化することができます。 

ルネサスエレクトロニクスのフランク・ロシェダ氏は、次のように述べています。「IAR は、当社の RX および RL78 アーキテクチャを長年にわたりサポートし、信頼を勝ち得てきました。IAR プラットフォームの最新の機能強化により、組込み開発者は、最新の DevOps プラクティス、クロスプラットフォームの柔軟性、および安全認証のサポートを最大限に活用しながら、ルネサスの MCU ベースの信頼性が高く、電力効率に優れたシステムを構築し続けることができます。」 

IARRXおよびRL78向けツールチェーンは、既に安全認証済みエディションとして利用可能であり、IEC 61508ISO 26262IEC 62304などの国際基準への準拠を支援しています。この提供をさらに強化するため、IAR は、これらのツールチェーンの最新バージョンにも安全認証を拡張し、特に車載、産業、医療分野におけるシステム認証および規制当局の承認の複雑さを軽減することを目指しています。 

組込みソフトウェア開発用 IAR プラットフォームの一部として、これらの機能強化により、お客様は、Arm (RARZ)RISC-V、ルネサス独自の MCU を含む複数のアーキテクチャにわたる開発ワークフローを統一しながら、コードの品質を維持し、市場投入までの時間を短縮し、コストを管理することが可能になります。 

IAR の組込み開発ツールに関する詳細については、https://www.iar.com/ja/embedded-development-tools をご覧ください。 

リリース(原文)はこちらよりご確認ください。