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組み込みシステム開発向けソフトウェアソリューションを提供するIARシステムズの日本オフィスは、日本でROM書込みサービスを展開するノアリーディングとの連携を発表しました。この提携により、通常のマイクロコントローラおよびセキュリティ機能を内蔵したマイクロコントローラの大量書込みにおいて、セキュリティを確保した運用を実現します。ノアリーディングの書込みサービスでは、IAR Embedded Trustによる暗号化・署名付きパッケージと書込み装置を連携させることで、開発者のファームウェアを安全に書き込むことが可能です。これにより、量産時も高いセキュリティを確保した書込み運用が実現します。
また、製造時におけるセキュリティを確保し、リスクの最小化を図ります。今回の仕組みは、開発から量産までの複数工程における以下のリスクに対応します。
ファームウェアイメージのすり替え、盗難
過剰生産
認可されてない装置での生産
鍵の流出によるクローンの生産
書込み履歴のない生産
特に生産用ファームウェアイメージについては、データ保管時、メールや媒体による転送時、オンボード書込み時など、複数の工程にリスクが存在するため、社内工程やデータの受け渡しの段階で注意が必要です。
IARのソリューションでは、特定の書込み装置でのみ復号可能な生産用パッケージファイルで、開発現場から生産現場へ安全にデータを転送できます。また、生産台数の上限を設定できるため過剰生産を防止し、不正に製品が出回ることを防止できます。デバイスへの書き込み時は、デバイス固有の鍵と証明書を生成しながら書き込むため、同一鍵を使用する場合に比べ鍵流出時の被害は抑えられ、クローン防止が可能です。
ノアリーディングはISO9001およびISO27001に基づく品質・情報セキュリティ体制を整備しています。両社の連携により、開発から書込みまでの全工程でセキュリティを確保できる体制が整っています。
IARシステムズ日本法人代表取締役の松田氏は、「両社の連携により、セキュリティ統合ソリューションが大量書込みの顧客ニーズにも対応できることを大変嬉しく思います。次世代組み込みシステムの安全性、品質、パフォーマンスを向上するツールチェーンを提供し続けます。」と述べています。
ノアリーディング社代表取締役社長の石坂氏は、「IARとの連携により、安全な書込みサービスを提供する当社の使命をさらに強化できます。IARの実績あるセキュリティ機能を活用し、量産時も顧客のファームウェアを安全に書き込むことが可能になります」と述べています。
両社は今後も、開発から量産までの全工程におけるセキュリティ確保をサポートしていきます。